ストーリーのある夢をみることがあります。
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捜査本部に事件の知らせが届いたので現場に行ってみると、
白木の棚に明るい照明をつけて、雑貨と書籍を取り扱っている清潔な印象の店舗だった。
白いシャツに黒いスラックスをはいた店員が見せてくれたのは、
小さな植木鉢から、明らかに不釣り合いに延びているソテツのような植物。
書棚にインテリアとして置く鉢だっただろうに、
庭に飾れる盆栽くらいの大きさになっている。
「これが急に、大きくなったんです」
「ほら、こちらの鉢も、同じなんです」
と彼は言った。
急に大きくなったのは、このソテツのような植物だけらしい。
「博物図鑑はありますか」
博物図鑑には、植物の種を閉じ込んでいることがある(夢の中では、そうらしい)ため、
博物図鑑の、このソテツのような植物も大きくなっているかどうか、調べる必要があると考えたのだ。
店員と同僚が急いで博物図鑑を取り出す。
ペンライトで図鑑を調べながら(夢の中では、そうするものらしい)、
「博物図鑑もです!」
と彼らは言った。
ソテツのような植物は、大きくなっていたのだ。
彼らの声を聞きながら、次に調べるべきところを考えていた。
この店は、ショッピングモールのような場所にあった。
このフロアをもう少し奥まで進むと、そこには資料館(展示館?)があって、
作家自らが収集した様々な事物を陳列しているはずだ。
そこには、このソテツのような植物も含まれているかもしれない。
「澁澤龍彦のところもあとで見に行くか」
そう、その資料館の主人は澁澤龍彦といった。
彼の資料も調べてみる必要があるだろう。
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というところで目が覚めた。
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by rui-joe
| 2018-03-21 18:13
| 夢の話