「音波」というペンネームをつかっています。


by rui-joe

カテゴリ:自由題( 67 )

返答がないから好きだ

道がある これはこないだ知った道 (一方、そのころ月が大きい)

ほんとうは関心のないとこにいて なんだっていい君だっていい

にぎわっているかららしい音がする(わたしは銃を知らないで死ぬ)

にんげんが大好き だってにんげんはにんげんだもん わたしではなく

落ち着いて見つめていれば昆虫が歩きはじめる何虫だろう

ポスターに変わってしまうカレンダー 3月をただ3秒で裂く

水だったころにここまで来ていたら右手に白い十字架を書く

ただ泣いているだけだろう暗闇に置き去ってきた白い花束

日も暮れたころに誰かがやって来る だからだろうか鍵が開いてる

靴紐に正しい結び方があり でも忘れてもいいんだよ 旅


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by rui-joe | 2017-04-02 13:36 | 自由題

おもい


無駄なことみんなポケットに詰めていく わたしの中に星のまたたき


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あけましておめでとうございます。

ありのままでとかなんとか、
自然でいることはいい事だ、
重い荷物を捨てて身軽に生きよう、
というような言葉が大切に思われているようです。

でも、無駄なことってそんなに悪いことでしょうか。
すべてを拾い集めて、すべてを知りたい。
木から降りて、森を抜けて、川を渡り、海を越えて、
そしていつかはあの星の向こうに飛び出していく。
ありのままに生きるだけで、そんなふうに先へ進んでいけるでしょうか。

答えはきっと誰にもわからないのでしょうけれど、
今年は、無駄なことをポケットに拾い集めるような、
そんな1年にしたいと思っています。

ちなみにカバンはどこに行くにもパンパンなほうです。
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by rui-joe | 2015-01-03 23:05 | 自由題

鳥帰る

点灯の音ゆっくりや鳥帰る

国中がインバーターや鳥帰る

テーブルに花弁ひとひら鳥帰る

鳥帰る箱のティッシュの底も白

湯呑みから染み出る水や鳥帰る

シュレッダーがまた鳴いている鳥帰る

鳥帰るインクジェットの黒が好き

鳥帰る電池がみんな同い年

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鳥帰る→取り替えるという冗談です
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by rui-joe | 2013-04-30 00:06 | 自由題
カシミヤを羽織ってお茶を飲みながら目を細めては夕暮れを待つ

流れ星を見ている人や冬の路

幹が空ろになってしまった桜の樹を切り倒してから
庭のそちら側をあまりみていないので
目を瞑るといまでも桜がそこにある姿がみえている

マヤ暦の終わりに掛ける膝毛布

会いに行くこともできるが部屋にいて薄めの本を開いては積む

悲しみが指差している駅と道

郵便にとどかない声 見つめてはいけないひかり 冬 雨が降る

右、左、右、左、とおまえは落ち着かぬ様子で
行っては帰り、帰ってはまた行く
これからお前は冬を暮らさなければならない
お前のふるさとのタイガは白く眠っているだろうか
いきものよ 最後はどこで眠りたいか
お前に選ばせてやることはできないのだ

火の時代15時ごろに幕を引く

順番に味わっている わたしたちがまだ生き延びていると信じて

人に友、犬に友ありクリスマス

新しい手帳をひらきこれからの未来を白いマスに収める
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by rui-joe | 2012-12-29 04:44 | 自由題

フェイスブック

君のいた団地の給水塔のことフェイスブックに書かないでおく

冷たくはならないように閉じてあるフェイスブックの鍵があかない

七階のフェイスブックと愛し合う離島の父から手紙が届く

きょうだいで仲良く暮らす鮫たちが短い歌を書くフェイスブック

なんかいも フェイスブックを かきかえる きみ たいようは きょうも つめたい

しんぞうに フェイスブックが はえてくる かのじょは うたが うまいこ でした

小さめのフェイスブックにエサをやる寒暖計は原理どおりだ

ほんとうはフェイスブックになじみたい梅雨の宇宙が丸まるまえに
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by rui-joe | 2011-12-30 00:12 | 自由題


去年は犬が舐めていた皿

青い皿で料理が出てくる店

たくさんの鳥、それから、街路樹の下に灰皿

頻繁に置き場所が変わるので好きな皿が使えない

客に出す皿の温度を確かめる店主と白いエプロンのギャルソン

飾り絵皿を伏せてあるからいま好きな人を家に呼べる

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自分なりの自由律で作ってみました。
俳句3句、短歌3首です
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by rui-joe | 2011-12-05 03:09 | 自由題

子供の頃の記憶


おねしょってけっこう気持ちがいいもんで年をとったらまたしたいなぁ
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by rui-joe | 2011-06-29 03:25 | 自由題

チューリップ5句


チューリップ畑やキスをしてあげる

チューリップ一枚薄着して庭へ

単純なかたちに咲けよチューリップ

チューリップだからそろそろ目を覚ます

チューリップ花弁に緑色がない

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中止になった句会の三月分の兼題「チューリップ」
ほんとうの春が皆さんのところにやってくることを祈りながら。
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by rui-joe | 2011-04-02 00:30 | 自由題
このたびの東北・関東の大地震で被災された皆様には、心からのお見舞いを申し上げます。
当方は幸いにも、帰宅困難になったのと、本棚の本が飛び出していたぐらいで、大きな被害を受けることはありませんでした。
明日からは自分の住む地域でも計画停電がはじまりますが、生活状況はほぼ正常なものです。

被災された皆さんの状況を考えると申し訳ないような気持ちなのですが、自分はいまこの時点から、短歌・俳句などの制作に戻りたいと思います。

被災をされた皆さんを笑顔にしたり、周囲のみなさんを明るい気持ちにさせたり、そんなコントロールがきくような自分ではありません。
ただせめてものご支援のために、いまこの時点からから、とりあえず4月いっぱいまで、作歌・作句した数×100円を募金額として、被災された皆様への義捐金に募金いたします。3月末にはいったん、募金を行います。
たんなる自己満足だと言われても仕方ありませんが・・・

たいした詠み手ではありませんが、誰に読まれても恥ずかしくないよう、がんばって精進したいと思います。
日本中、あらゆる人たちのもとに、一日もはやく平穏な生活がもどりますように。
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by rui-joe | 2011-03-14 02:09 | 自由題

まちあわせ


この辺は昔は深い海だっけ暖炉が燃えるカフェだったっけ
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by rui-joe | 2011-02-28 23:41 | 自由題