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「音波」というペンネームをつかっています。


by rui-joe

次はあなたの番です

こんな夢を見ました。
あらかじめ言っておくと、ドラマとは関係がないです。


飛行機で東京(たぶん羽田空港)に向かっている。
機体の高度が下がってきて、そろそろ着陸する様子だ。

だんだんと地上が近づいてくるが、どうも様子がおかしい。
こんなに降りてしまったら、街中のどこかにぶつかるんじゃないだろうか。
そう思っている間に、飛行機は高層ビルの真横まで降りてきてしまった。
しかしビルにぶつかる様子もない。
どうやらこの飛行機は、どこにたどり着くこともなくなったようだ。

そういえば前日、白いコートを着た髪の長い女性がやってきて、封筒を置いて行った。
封を開くと、「次はあなたの番です」と書かれた紙片が入っていた。
これは、動き続けなければならないという警告だったのに、私は飛行機に乗ってしまった。
どうやら私の番が来てしまったらしい。
機体はまだ降り続けている。


夢の中では、「動き続けなければならなかった」というルールが明白だったのですが、意味はよく分かりません。
自分で歩かなければならなかったとか、そういうことだろうか。


# by rui-joe | 2021-12-21 22:50 | 夢の話

移動する点P


移動する点Pの白 この夜に軌跡を描く楕円のかたち

手を添えてそっと明かりを消しておく 北海道は次第に雪だ

新雪が降りつづくのをじっと見る 今夜は風も穏やかなまま

暗闇がこんなに近く親しくて格子戸からは切れている空

山肌も白い化粧に覆われて寒い夜だね 月が見えない

音もなく空から落ちる結晶が海と出会って姿を変える

バラバラに散らばってゆく楕円たち それは悲しい話ではない

まぶしくて全てが影のようになる そういえばあの色が足りない

偶然は真理ではない ただ、見えるものを愛するのも悪くない

移動する点Pが着く 港から息せき切って冬が始まる


# by rui-joe | 2021-11-18 23:32 | 自由題

温かい水

電灯はすでに消されて春の雨

本棚や不要不急の春暑し

チャーハンをチンしておいた日永かな

出勤に3密避けて眠き春

君んちは いま何時かな春の宵

尻痛きリモートワーク花は葉に

次に会う頃なら水が温む頃


# by rui-joe | 2020-04-19 22:14 | 俳句

いきている


生きている あらゆる形で嫌われる それでファミマで缶ビール買う


# by rui-joe | 2019-01-21 02:32 | 自由題
ストーリーのある夢をみることがあります。

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捜査本部に事件の知らせが届いたので現場に行ってみると、
白木の棚に明るい照明をつけて、雑貨と書籍を取り扱っている清潔な印象の店舗だった。
白いシャツに黒いスラックスをはいた店員が見せてくれたのは、
小さな植木鉢から、明らかに不釣り合いに延びているソテツのような植物。
書棚にインテリアとして置く鉢だっただろうに、
庭に飾れる盆栽くらいの大きさになっている。

「これが急に、大きくなったんです」
「ほら、こちらの鉢も、同じなんです」

と彼は言った。
急に大きくなったのは、このソテツのような植物だけらしい。

「博物図鑑はありますか」

博物図鑑には、植物の種を閉じ込んでいることがある(夢の中では、そうらしい)ため、
博物図鑑の、このソテツのような植物も大きくなっているかどうか、調べる必要があると考えたのだ。

店員と同僚が急いで博物図鑑を取り出す。
ペンライトで図鑑を調べながら(夢の中では、そうするものらしい)、

「博物図鑑もです!」

と彼らは言った。
ソテツのような植物は、大きくなっていたのだ。

彼らの声を聞きながら、次に調べるべきところを考えていた。
この店は、ショッピングモールのような場所にあった。
このフロアをもう少し奥まで進むと、そこには資料館(展示館?)があって、
作家自らが収集した様々な事物を陳列しているはずだ。
そこには、このソテツのような植物も含まれているかもしれない。

「澁澤龍彦のところもあとで見に行くか」

そう、その資料館の主人は澁澤龍彦といった。
彼の資料も調べてみる必要があるだろう。

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というところで目が覚めた。


# by rui-joe | 2018-03-21 18:13 | 夢の話